以前エアコン買い替え費用を彼女から借金した事があります。
当時の事についてお話しますね。
まずは簡単な自己紹介
私は現在49歳の独身男性で、一人暮らしをしています。
仕事はサービス業についている会社員です。
家族構成ですが、両親はいません。
一応兄が一人いるんですけど、別世帯で一人暮らしているという状況です。
実は私が4歳の頃に母親が病で亡くなり、それと同時に母方の祖父母に引き取られました。
父親は長距離運転手で自宅にほとんどいなかった為、子育ては無理。
そして浮気相手もいたようで、母が亡くなって父はその女性とすぐに再婚しました。
こうして私は祖父母に育ててもらったのですが、社会人になってから一人暮らしを始めました。
それからしばらくして祖父母は亡くなり、今に至ります。
借金をしたのは今から10年前で、当時勤務していた会社が倒産して無職がしばらく続いていました。
39歳で就職先がすぐに見つかるわけもなく、貯めていた貯金もこの時に殆ど消費。
これは不味いと思ってアルバイトを始めたものの、アルバイトだと月12~3万程度にしかなりません。
生活はギリギリ出来ても、貯金に回す余裕はありません。
もし何かあったらヤバいな~という状況が続いていた時にトラブルが発生しました。
借金した理由
借金した理由は故障したエアコンを買い替える為です。
自宅にはエアコンが二台あったんですが、すでに一台は故障していました。
その為、故障していないエアコンのある部屋で過ごすようにしていたのですが、こちらもとうとう故障してしまいます。
いい加減エアコンを買い替えねばという事になり、その費用を彼女から借りました。
エアコンぐらい我慢出来るだろう?と感じる方もいるでしょうが、私には無理でした。
というのも私は30代に入ってから肌が物凄く弱くなってしまったんです。
最初はアトピー性皮膚炎が身体中に発症し、首・胸・腹・脇腹・腕・脚・太もも・背中等、身体の仲の至る所に皮膚炎が発症。
身体中真っ赤になっていました。
皮膚科で処方してもらった薬を塗ればマシになるものの、これは傷となった皮膚を治療するだけで痒みへの効果はありません。
寝ている間に掻いてしまってすぐ元通りに。
痒み止めも処方してもらっていましたが、これはほとんど効果がありませんでした。
これを治すのに2年程かかりました。
その後、乾癬という皮膚病も発症し、ちょっとした事で肌荒れを起こすようになったんです。
例えば一日お風呂に入らないだけで、炎症が起きてしまうんです。
それ以降は皮膚が弱くなる一方で、少し汗をかいただけでも大量の汗疹が発生するように。
その為、夏場になると自宅のエアコンは24時間フル稼働状態になっていました。
そんな時にエアコンが故障してしまいます。
もちろん暑さ対策に窓を開けて換気を良くしたり、扇風機を付けたり等はしました。
暑さに耐える事は出来るのですが、発汗を抑える程ではありません。
じんわりと汗をかき、そして身体中に汗疹が発症。
これは無理だ!と思って彼女に借金を申し込みました。
私がその時貯金を使い切っていた理由ですが、色々出費があって貯金を切り崩していました。
この頃私は市営団地に住んでいたのですが、家賃は月2万円と安かったので1年分の約24万円を先払い。
他にも車検・自動車税・町費(1年分だと36000円になるので、町費といってもバカに出来ない)・国民保険料・国民年金等といった4~6月で発生する支払いで50万円程支払った直後だった為に貯金はスッカラカン。
生活費しか手元には残っていませんでした。
エアコンの購入費用は15万円程。
エアコン一台とはいえ、故障したエアコンの撤去処分費用はかかりますし、エアコンの利きが悪いと汗疹を発症してしまうという体質上、利きの悪い安物を買うわけにもいきません。
6畳用の上位グレードを購入し、取り付け工事費用も合わせるとこれぐらいになりました。
返済はどうようにしたか
一応借金の返済はきちんと済ませました。
完全に貯金を使い果たした状態だったので彼女から借りましたけど、月1~2万円程度なら返済していく余裕はあったので。
返済ペースは毎月1万円で、余裕のある時は2万円返済して約1年で完済しました。
借金で失ったものや得た物
借金で失ったものは、彼女からの信用でしょうか。
無職になっていた事を彼女は知っていましたが、そこまで貯金を使い切るなんて信じられないと私の金銭感覚について驚いていました。
そしてお金に関しては信用出来ないと言われましたね。
得た物は快適な室内と健康な体ですね。
もしエアコンが部屋が快適になっていなかったら、身体中汗疹だらけで大変な状態が続いていたと思いますから。
実際エアコンを購入してから取り付け工事が完了するまでの2週間、地獄のような状態でしたし。
借金をしたおかげでその地獄から抜け出せたわけですし、本当に助かりました。
まとめ
いくら無職が続いていたとはいえ、まさかエアコン購入費用すら捻出出来ないようになるとは思ってもみませんでした。
幸い交際中の彼女が助けてくれましたが、ここまで落ちぶれてしまう前にアルバイトを始めるべきだった・・そう思います。